“街路樹”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
がいろじゅ80.0%
がいろじゆ20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
そしてこののん気な悪魔あくまは、下水道からひょいと飛び出して、小さな犬にけて、街路樹がいろじゅの影をうそうそと歩き出しました。
不思議な帽子 (新字新仮名) / 豊島与志雄(著)
たしかに見事な街路だった。きれいに並んだ商店街。街路樹がいろじゅもゆらいでいる。なんだかきつねかされたようだ。
怪星ガン (新字新仮名) / 海野十三(著)
いちといつても、いま市場いちばではなく、商人しようにんみせつらねてゐる町通まちどほりで、そこには、いま街路樹がいろじゆたものをゑたのです。
歌の話 (旧字旧仮名) / 折口信夫(著)
まぁあなたがたにわかりやすいためには、東京とうきよう銀座ぎんざそのほか街路樹がいろじゆうわつてゐる商店街しようてんがいの、ふけてさわいでゐたひとも、寢靜ねしづまつたのち月光げつこうおもうかべてればよからうとおもひます。
歌の話 (旧字旧仮名) / 折口信夫(著)