“蕈(たけ)” の例文
それから畚(びく)に入れてある、あのしめじ蕈(たけ)が釣った、沙魚(はぜ)をぶちまけて、散々(さんざ)悪巫山戯(わるふざけ)をした挙句が、橋の詰(つめ)の浮世床のおじさんに掴(つか)まって、額の毛を真四角(まっしかく)に鋏(はさ)まれた
化鳥 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
そがなかの蕈(たけ)の香りに
一握の砂 (新字旧仮名) / 石川啄木(著)
其時(そのとき)はこの時雨榎(しぐれえのき)の枝(えだ)の両股(ふたまた)になつてる処(ところ)に、仰向(あをむけ)に寝転(ねころ)んで居(ゐ)て、烏(からす)の脛(あし)を捕(つかま)へた、それから畚(ふご)に入(い)れてある、あのしめぢ蕈(たけ)が釣(つ)つた、沙魚(はぜ)をぶちまけて、散々(さんざ)悪巫山戯(わるふざけ)をした揚句(あげく)が
化鳥 (新字旧仮名) / 泉鏡花(著)