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初蕈
ふりがな文庫
“初蕈”のいろいろな読み方と例文
読み方
割合
はつたけ
50.0%
はつだけ
50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
はつたけ
(逆引き)
私と慶次郎とはまるで電気にかかったやうに
萱
(
かや
)
をわけてあるきました。そして私はすぐ
初蕈
(
はつたけ
)
の三つならんでる所を見附けました。
二人の役人
(新字旧仮名)
/
宮沢賢治
(著)
私と慶次郎とはまるで電気にかかったように
萱
(
かや
)
をわけてあるきました。そして私はすぐ
初蕈
(
はつたけ
)
の三つならんでる
所
(
ところ
)
を
見附
(
みつ
)
けました。
二人の役人
(新字新仮名)
/
宮沢賢治
(著)
初蕈(はつたけ)の例文をもっと
(2作品)
見る
はつだけ
(逆引き)
離れ/″\の松の樹が、山の端に登つた許りの朝日に、長い影を草の上に投げて、葉毎に珠を綴つた無数の露の美しさ。秋草の香が
初蕈
(
はつだけ
)
の香を交へて、深くも胸の底に沁みる。
天鵞絨
(新字旧仮名)
/
石川啄木
(著)
熊笹
(
くまざさ
)
、柴などを分けて、私達は
蕈
(
きのこ
)
を探し歩いたが、その日は獲物は少なかった。枯葉を
鎌
(
かま
)
で
掻除
(
かきの
)
けて見ると
稀
(
たま
)
にあるのは
紅蕈
(
べにたけ
)
という食われないのか、腐敗した
初蕈
(
はつだけ
)
位のものだった。
千曲川のスケッチ
(新字新仮名)
/
島崎藤村
(著)
初蕈(はつだけ)の例文をもっと
(2作品)
見る
初
常用漢字
小4
部首:⼑
7画
蕈
漢検1級
部首:⾋
15画
“初”で始まる語句
初
初心
初々
初手
初夏
初春
初陣
初秋
初午
初旬
“初蕈”のふりがなが多い著者
島崎藤村
石川啄木
宮沢賢治