“著(ちょ)” の例文
花は、率直(そっちょく)にいえば生殖器(せいしょっき)である。有名な蘭学者(らんがくしゃ)の宇田川榕庵(うだがわようあん)先生は、彼の著(ちょ)『植学啓源(けいげん)』に、「花は動物の陰処(いんしょ)の如(ごと)し、生産蕃息(はんそく)の資(とり)て始まる所なり」
植物知識 (新字新仮名) / 牧野富太郎(著)
瞬かざるのみではまだ射(しゃ)を授けるに足りぬ。次には、視(み)ることを学べ。視ることに熟して、さて、小を視ること大のごとく、微(び)を見ること著(ちょ)のごとくなったならば、来(きた)って我に告げるがよいと。
名人伝 (新字新仮名) / 中島敦(著)
△紅葉秋濤(こうようしゅうとう)著(ちょ)「寒牡丹」読みかけてやめる。
田舎教師 (新字新仮名) / 田山花袋(著)