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芳野
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よしの
ふりがな文庫
“
芳野
(
よしの
)” の例文
で、
高尾
(
たかを
)
、
薄雲
(
うすぐも
)
、
芳野
(
よしの
)
など
云
(
い
)
ふ
絶世
(
ぜつせい
)
の
美人
(
びじん
)
の
身代金
(
みのしろきん
)
、
即
(
すなは
)
ち
人參
(
にんじん
)
一兩
(
いちりやう
)
の
値
(
あたひ
)
は、
名高
(
なだか
)
い
遊女
(
おいらん
)
一人
(
いちにん
)
に
相當
(
さうたう
)
するのであるから、
蓋
(
けだ
)
し
容易
(
ようい
)
なわけのものではない。
人参
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
天武天皇が一時
芳野
(
よしの
)
の山にお入りになる時、この村でお休みなされると、煮た栗を献上したものがあった。
日本の伝説
(新字新仮名)
/
柳田国男
(著)
南朝の回想、
芳野
(
よしの
)
の懐古、
楠
(
くすのき
)
氏の崇拝——いずれも人の心の向かうところを語っていないものはなかった。
夜明け前:01 第一部上
(新字新仮名)
/
島崎藤村
(著)
外に証拠を求める必要はない、この寺建立の願主天武天皇いまだ東宮であらせられる時、大友皇子に襲われて
芳野
(
よしの
)
から大和国
宇多
(
うだ
)
の
郡
(
こおり
)
を通られた際の兵、わずかに十七騎であった。
現代語訳 平家物語:04 第四巻
(新字新仮名)
/
作者不詳
(著)
その身請
為
(
し
)
ようという客は、欧米を航海して無事に此のごろ帰朝されました、軍艦
芳野
(
よしの
)
の乗組員で少しは巾のきくお方、お名前は判然と申し上げるも
憚
(
はゞか
)
りますから、仮に
海上渡
(
うながみわたる
)
と申しあげて置きます
根岸お行の松 因果塚の由来
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
▼ もっと見る
先達て奈良、
芳野
(
よしの
)
へ御旅行の折、御母上様の御墓所に
御参詣
(
ごさんけい
)
の事と拝察いたされ候。ふた昔ばかり前か、維新の際長岡藩士の窮状を『しがらみ』にてか拝見仕候。今は夢のやうに、ぼうつと覚え居候。
鴎外の思い出
(新字新仮名)
/
小金井喜美子
(著)
ふようの雪の精をとり、
芳野
(
よしの
)
の花の
華
(
か
)
をうばい
ああ玉杯に花うけて
(新字新仮名)
/
佐藤紅緑
(著)
花咲けば
芳野
(
よしの
)
あたりをかけ
廻
(
まわ
)
り 水
俳句への道
(新字新仮名)
/
高浜虚子
(著)
芳
常用漢字
中学
部首:⾋
7画
野
常用漢字
小2
部首:⾥
11画
“芳野”で始まる語句
芳野山
芳野桜
芳野金陵
芳野世經氏宅