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芝茸
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しばたけ
ふりがな文庫
“
芝茸
(
しばたけ
)” の例文
麓
(
ふもと
)
に遠き
市人
(
いちびと
)
は
東雲
(
しののめ
)
よりするもあり。まだ夜明けざるに
来
(
きた
)
るあり。
芝茸
(
しばたけ
)
、松茸、しめじ、松露など、
小笹
(
おざさ
)
の蔭、芝の中、雑木の奥、
谷間
(
たにあい
)
に、いと多き山なれど、狩る人の数もまた多し。
清心庵
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
芝茸
(
しばたけ
)
と
稱
(
とな
)
へて、
笠
(
かさ
)
薄樺
(
うすかば
)
に、
裏白
(
うらじろ
)
なる、
小
(
ちひ
)
さな
茸
(
きのこ
)
の、
山
(
やま
)
近
(
ちか
)
く
谷
(
たに
)
淺
(
あさ
)
きあたりにも
群生
(
ぐんせい
)
して、
子供
(
こども
)
にも
就中
(
なかんづく
)
これが
容易
(
たやす
)
き
獲
(
え
)
ものなるべし。
毒
(
どく
)
なし。
味
(
あぢ
)
もまた
佳
(
よ
)
し。
宇都宮
(
うつのみや
)
にてこの
茸
(
きのこ
)
掃
(
は
)
くほどあり。
寸情風土記
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
(著)
芝
常用漢字
中学
部首:⾋
7画
茸
漢検準1級
部首:⾋
9画
“芝”で始まる語句
芝生
芝居
芝
芝翫
芝草
芝山内
芝口
芝原
芝浦
芝居気