自分勝手じぶんかつて)” の例文
このうた興味きようみは、ごくきはどい工夫くふうにあるので、若菜わかなまうとしてゐたこゝろに、自然しぜんかなつてくれないといふことを、自分勝手じぶんかつてに、つごうよくつくなほしたものであります。
歌の話 (旧字旧仮名) / 折口信夫(著)
おもへばひと自分勝手じぶんかつてなもので、よいときには何事なにごとおもしもりませぬけれど、くるしいの、いやのとときかぎつて、以前いぜんあつたことか、これからむかへることについてか、大層たいそうよさゝうな、立派りつぱさうな
この子 (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)