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臆
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おも
ふりがな文庫
“
臆
(
おも
)” の例文
中には金魚が
落雁
(
らくがん
)
を食ったような美少年も多く、南方先生「大内の小さ
小舎人
(
ことねり
)
ててにや/\」てふ古謡を
臆
(
おも
)
い起し、
寧楽
(
なら
)
・平安古宮廷の盛時を眼前に見る心地して
十二支考:08 鶏に関する伝説
(新字新仮名)
/
南方熊楠
(著)
さりながら指折り数うれば
最早
(
もはや
)
幾日か
過
(
すぎ
)
ぬ、奈良という事
臆
(
おも
)
い起しては
空
(
むな
)
しく遊び
居
(
お
)
るべきにあらずとある日支度整え勘定促し
立出
(
たちいで
)
んというに
亭主
(
ていしゅ
)
呆
(
あき
)
れて、
是
(
これ
)
は是は、婚礼も
済
(
すま
)
ぬに。ハテ誰が婚礼。
風流仏
(新字新仮名)
/
幸田露伴
(著)
熊楠十歳の頃、『文選』を暗誦して神童と称せられたが、近頃年来多くの女の恨みで
耄碌
(
もうろく
)
し、
件
(
くだん
)
の魚瞰鶏睨てふ王褒の句が、『文選』のどの篇にあるかを
臆
(
おも
)
い出し得ない。
十二支考:04 蛇に関する民俗と伝説
(新字新仮名)
/
南方熊楠
(著)
長者すなわち妙光を一室に
鎖閉
(
とじこ
)
め、自ら食を衆僧に授くるその間、妙光室内でかの僧この僧と、その美貌を
臆
(
おも
)
い出し、極めて
愛染
(
あいぜん
)
を生じ、欲火に身の内外を焼かれ、遍体汗流れて死んだ。
十二支考:03 田原藤太竜宮入りの話
(新字新仮名)
/
南方熊楠
(著)
臆
常用漢字
中学
部首:⾁
17画
“臆”を含む語句
臆病
記臆
気臆
臆気
臆病心
臆測
臆病者
臆病風
臆劫
胸臆
氣臆
臆病神
御記臆
臆面
臆断
臆説
揣摩臆測
臆病口
臆心
臆病癖
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