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腰簑
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こしみの
ふりがな文庫
“
腰簑
(
こしみの
)” の例文
傍
(
かたわら
)
の方に
山菅
(
やますげ
)
で作った
腰簑
(
こしみの
)
に、
谷地草
(
やちぐさ
)
で編んだ
山岡頭巾
(
やまおかずきん
)
を
抛
(
ほう
)
り出してあって、
燻
(
くす
)
ぶった薬鑵と茶碗が二つと弁当が投げ出してあるを見て
塩原多助一代記
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
そこには潮風に枝葉を吹き
撓
(
たわ
)
められた
磯馴松
(
そなれまつ
)
が
種種
(
しゅじゅ
)
な
恰好
(
かっこう
)
をして生えておりました。その中のある松の下には、海の水を入れた
塩汲桶
(
しおくみおけ
)
を傍に
据
(
す
)
えて、
腰簑
(
こしみの
)
をつけた二人の奴隷が休んでおりました。
宇賀長者物語
(新字新仮名)
/
田中貢太郎
(著)
北西離島のものは、皆、佛桑華や印度素馨の花輪を頭に付け、額と頬に朱黄色の
顏料
(
タイク
)
を塗り、手頸足頸腕等に椰子の若芽を捲き付け、同じく椰子の若芽で作つた
腰簑
(
こしみの
)
を搖すぶりながら踊るのである。
環礁:――ミクロネシヤ巡島記抄――
(旧字旧仮名)
/
中島敦
(著)
櫓を組みかけた工事場では、縄を
腰簑
(
こしみの
)
のように垂らした人夫が丸太棒の上からゾロリゾロリと下りてくるのが見られた。
傍
(
かたわら
)
に
繋
(
つな
)
がれた馬は
轅
(
ながえ
)
を外されて、人家の軒の方に連れてゆかれようとしている。
雷
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
北西離島のものは、皆、
仏桑華
(
ぶっそうげ
)
や
印度素馨
(
インドそけい
)
の花輪を頭に付け、額と頬に朱黄色の
顔料
(
タイク
)
を塗り、手頸足頸腕などに
椰子
(
ヤシ
)
の若芽を
捲
(
ま
)
き付け、同じく椰子の若芽で作った
腰簑
(
こしみの
)
を揺すぶりながら踊るのである。
環礁:――ミクロネシヤ巡島記抄――
(新字新仮名)
/
中島敦
(著)
“腰簑”の解説
腰簑(こしみの)は、腰にまとい、腰から下を覆う、短い簑である。
フラダンスで着用することがある。能装束でも用いられる。
(出典:Wikipedia)
腰
常用漢字
中学
部首:⾁
13画
簑
漢検1級
部首:⽵
16画
“腰”で始まる語句
腰
腰掛
腰衣
腰巾着
腰元
腰障子
腰骨
腰巻
腰部
腰蓑