トップ
>
腐心
ふりがな文庫
“腐心”の読み方と例文
読み方
割合
ふしん
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ふしん
(逆引き)
彼女の袂へ忍ばすなどの
腐心
(
ふしん
)
までこころみたが、ついには彼女の良人高貞を亡き者とするに
如
(
し
)
かずと考え、将軍家に
讒
(
ざん
)
して、討手を向け
私本太平記:13 黒白帖
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
貧乏
(
びんばふ
)
な
百姓
(
ひやくしやう
)
はいつでも
土
(
つち
)
にくつゝいて
食料
(
しよくれう
)
を
獲
(
う
)
ることにばかり
腐心
(
ふしん
)
して
居
(
ゐ
)
るにも
拘
(
かゝ
)
はらず、
其
(
そ
)
の
作物
(
さくもつ
)
が
俵
(
たはら
)
になれば
既
(
すで
)
に
大部分
(
だいぶぶん
)
は
彼等
(
かれら
)
の
所有
(
しよいう
)
ではない。
土
(旧字旧仮名)
/
長塚節
(著)
寺の
庫裡
(
くり
)
の入り口の広場にも
小作米
(
こさくまい
)
がだんだん持ち込まれる。豊年でもなんとか理屈をつけてはかりを負けてもらう算段に
腐心
(
ふしん
)
するのが小作人の習いであった。
田舎教師
(新字新仮名)
/
田山花袋
(著)
腐心(ふしん)の例文をもっと
(8作品)
見る
腐
常用漢字
中学
部首:⾁
14画
心
常用漢字
小2
部首:⼼
4画
“腐”で始まる語句
腐
腐爛
腐蝕
腐敗
腐木
腐肉
腐草
腐水
腐屍
腐刑
“腐心”のふりがなが多い著者
今村明恒
吉川英治
長塚節
田山花袋