トップ
>
肺肝
>
はいかん
ふりがな文庫
“
肺肝
(
はいかん
)” の例文
格別
(
かくべつ
)
に惜まれけれども主税之助は至て
愚智
(
ぐち
)
短才
(
たんさい
)
に在ながら其心は大惡の
生付
(
うまれつき
)
故
(
ゆゑ
)
更
(
さら
)
に取處もなく
切
(
せめ
)
て
半知
(
はんぢ
)
も殘し
賜
(
たま
)
はる樣にと大岡殿
肺肝
(
はいかん
)
を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
負けてはすまずと一世の
肺肝
(
はいかん
)
を砕き打ち上げしところ、先生の
方
(
かた
)
一目の負けとなり。よって、先生も途方に暮れて言葉なし。
迷信と宗教
(新字新仮名)
/
井上円了
(著)
オースチン師と数馬とは、芳江とそして市之丞とをどうしたら救うことが出来るかと、
肺肝
(
はいかん
)
を砕いて語り合った。
蔦葛木曽棧
(新字新仮名)
/
国枝史郎
(著)
真に
肺肝
(
はいかん
)
から出て非常に
慨
(
なげ
)
いて居る。
チベット旅行記
(新字新仮名)
/
河口慧海
(著)
種々に
糺
(
たゞ
)
されける所さしも世に
轟
(
とゞろ
)
く
明奉行
(
めいぶぎやう
)
の吟味故
其言葉
(
そのことば
)
肺肝
(
はいかん
)
を
見透
(
みすか
)
す如くにて
流石
(
さすが
)
の平左衞門も申掠る事能はずと雖も
奸智
(
かんち
)
に
長
(
たけ
)
たる
曲者
(
くせもの
)
ゆゑ
忽
(
たち
)
まち答への趣意を變じて其身の
罪
(
つみ
)
を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
“肺肝”の意味
《名詞》
肺肝(はいかん)
肺と肝臓。
心の奥底。
(出典:Wiktionary)
肺
常用漢字
小6
部首:⾁
9画
肝
常用漢字
中学
部首:⾁
7画
“肺”で始まる語句
肺腑
肺炎
肺
肺病
肺尖
肺結核
肺臓
肺病患者
肺尖加答児
肺癆