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聞知
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ききし
ふりがな文庫
“
聞知
(
ききし
)” の例文
或
(
あるい
)
は
午
(
うま
)
に、或は牛に、
此般
(
こんはん
)
の者も多かるべし。しかれども予が
嘗
(
かつ
)
て
聞知
(
ききし
)
れる
渠
(
かれ
)
が
干支
(
かんし
)
の
爾
(
しか
)
く巳を重ねたるを奇異とせる記憶は、
咄嗟
(
とっさ
)
に浅次郎の名を
呼起
(
よびおこ
)
せり。
黒壁
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
ある時はわが大学に在りしことを
聞知
(
ききし
)
りてか、
学士
(
がくし
)
博士
(
はかせ
)
などいう人々
三文
(
さんもん
)
の
価
(
あたい
)
なしということしたり
顔
(
がお
)
に
弁
(
べん
)
じぬ。さすがにことわりなきにもあらねど、これにてわれを
傷
(
きづつ
)
けんとおもうは
抑
(
そも
)
迷
(
まよい
)
ならずや。
みちの記
(新字新仮名)
/
森鴎外
(著)
沢は、
駕籠
(
かご
)
に乗つて蔵屋に宿つた病人らしい其と言ひ、鍵屋に此の思ひがけない
都人
(
みやこびと
)
を見て、つい
聞知
(
ききし
)
らずに居た、此の山には
温泉
(
いでゆ
)
などあつて、それで逗留をして居るのであらう。
貴婦人
(新字旧仮名)
/
泉鏡花
(著)
“聞知”の意味
《名詞》
聞いて知ること。
(出典:Wiktionary)
聞
常用漢字
小2
部首:⽿
14画
知
常用漢字
小2
部首:⽮
8画
“聞”で始まる語句
聞
聞説
聞済
聞分
聞咎
聞惚
聞書
聞糺
聞人
聞合