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翌方
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あけがた
ふりがな文庫
“
翌方
(
あけがた
)” の例文
時
(
とき
)
に、
真先
(
まつさき
)
に、
一朶
(
いちだ
)
の
桜
(
さくら
)
が
靉靆
(
あいたい
)
として、
霞
(
かすみ
)
の
中
(
なか
)
に
朦朧
(
もうろう
)
たる
光
(
ひかり
)
を
放
(
はな
)
つて、
山懐
(
やまふところ
)
に
靡
(
なび
)
くのが、
翌方
(
あけがた
)
の
明星
(
みやうじやう
)
見
(
み
)
るやう、
巌陰
(
いはかげ
)
を
出
(
で
)
た
目
(
め
)
に
颯
(
さつ
)
と
映
(
うつ
)
つた。
神鑿
(新字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
さあ、捜す、となると、五人の
天窓
(
あたま
)
へ
燭台
(
しょくだい
)
が一ツです。
蝋
(
ろう
)
の継ぎ足しはあるにして、
一時
(
いっとき
)
に燃すと
翌方
(
あけがた
)
までの
便
(
たより
)
がないので、手分けをするわけには
行
(
ゆ
)
きません。
草迷宮
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
翌
常用漢字
小6
部首:⽻
11画
方
常用漢字
小2
部首:⽅
4画
“翌”で始まる語句
翌
翌日
翌朝
翌年
翌晩
翌月
翌々日
翌暁
翌々年
翌夜