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群雀
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むらすずめ
ふりがな文庫
“
群雀
(
むらすずめ
)” の例文
これがぼくら
群雀
(
むらすずめ
)
の同級生には、鷲みたいな脅威であった。たびたび皆で歯ぎしりしていたが、どうにも強くて彼の影を見ると逃げ廻るだけだった。
忘れ残りの記:――四半自叙伝――
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
人生を幸福にする為には、日常の
瑣事
(
さじ
)
を愛さなければならぬ。雲の光り、竹の
戦
(
そよ
)
ぎ、
群雀
(
むらすずめ
)
の声、行人の顔、——あらゆる日常の瑣事の中に無上の
甘露味
(
かんろみ
)
を感じなければならぬ。
侏儒の言葉
(新字旧仮名)
/
芥川竜之介
(著)
一足ごとに音を高め、ムラムラパッと飛び立つは、稲田を追われた
群雀
(
むらすずめ
)
、野川が白々と流れる中に、
渋鮎
(
しぶあゆ
)
サッと水を切り、そのまま岩に隠れるさえ、秋の寂しさを誘って行く。
蔦葛木曽棧
(新字新仮名)
/
国枝史郎
(著)
子供達は、
宵
(
よい
)
のうちから、一団の
群雀
(
むらすずめ
)
のように、部落内の軒から軒を(アキの方からチャセゴに参った。)と怒鳴って
廻
(
まわ
)
るのだが、すると、家の中から(何を持って参った?)と聞き返すのである。
手品
(新字新仮名)
/
佐左木俊郎
(著)
鳴子
(
なるこ
)
を馬鹿にした
群雀
(
むらすずめ
)
が
案山子
(
かかし
)
の
周囲
(
まわり
)
を飛び廻ッて、辛苦の粒々を
掘
(
ほじ
)
っている,遠くには森がちらほら散ッて見えるが、その蔭から農家の屋根が静かに野良を
眺
(
なが
)
めている,
蛇
(
へび
)
のようなる畑中の
小径
(
こみち
)
初恋
(新字新仮名)
/
矢崎嵯峨の舎
(著)
▼ もっと見る
夕立や草葉を
掴
(
つか
)
む
群雀
(
むらすずめ
)
郷愁の詩人 与謝蕪村
(新字新仮名)
/
萩原朔太郎
(著)
人生を幸福にする為には、日常の
瑣事
(
さじ
)
を愛さなければならぬ。雲の光り、竹の
戦
(
そよ
)
ぎ、
群雀
(
むらすずめ
)
の声、行人の顔、——あらゆる日常の瑣事の中に無上の甘露味を感じなければならぬ。
侏儒の言葉
(新字新仮名)
/
芥川竜之介
(著)
人生を幸福にする為には、日常の
瑣事
(
さじ
)
に苦しまなければならぬ。雲の光り、竹の
戦
(
そよ
)
ぎ、
群雀
(
むらすずめ
)
の声、行人の顔、——あらゆる日常の瑣事の中に堕地獄の苦痛を感じなければならぬ。
侏儒の言葉
(新字新仮名)
/
芥川竜之介
(著)
“群雀(ムレスズメ)”の解説
ムレスズメ(群雀、Caragana sinica、中国語:金鵲根)は、マメ科ムレスズメ属の植物である。
ムレスズメは、アセチルコリンエステラーゼ阻害活性を示すスチルベノイド三量体のα-ビニフェリンや、プロテインキナーゼC阻害剤のミヤベノールC、また2つのスチルベン四量体コボフェノールAとカラシノールBを含むことで知られる。
(出典:Wikipedia)
群
常用漢字
小4
部首:⽺
13画
雀
漢検準1級
部首:⾫
11画
“群”で始まる語句
群
群集
群青
群衆
群立
群島
群来
群山
群禽
群生