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美濃守殿
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みののかみどの
ふりがな文庫
“
美濃守殿
(
みののかみどの
)” の例文
『しかし、
美濃守殿
(
みののかみどの
)
も、
不慮
(
ふりよ
)
のことでなう。
江戸表參覲
(
えどおもてさんきん
)
の
出
(
で
)
がけに、
乘
(
の
)
り
物
(
もの
)
の
中
(
なか
)
で
頓死
(
とんし
)
するといふのは
椿事中
(
ちんじちう
)
の
椿事
(
ちんじ
)
だ。』と、
但馬守
(
たじまのかみ
)
の
言葉
(
ことば
)
は、
死
(
し
)
といふことになると
死刑
(旧字旧仮名)
/
上司小剣
(著)
美濃守殿
(
みののかみどの
)
のことから、
其方
(
そち
)
の
潔白
(
けつぱく
)
を
聞
(
き
)
いて、ひどく
感心
(
かんしん
)
したのだつたな。
全
(
まつた
)
く
其方
(
そち
)
は
此
(
こ
)
の
卑劣
(
ひれつ
)
な、
強慾
(
がうよく
)
な、
恥知
(
はぢし
)
らずの
人間
(
にんげん
)
ばかり
多
(
おほ
)
い
土地
(
とち
)
で、
珍
(
めづ
)
らしい
潔白
(
けつぱく
)
な
高尚
(
かうしやう
)
な
人間
(
にんげん
)
だ。
死刑
(旧字旧仮名)
/
上司小剣
(著)
ところが
美濃守殿
(
みののかみどの
)
の一
件
(
けん
)
で、
言
(
い
)
はゞ五
萬
(
まん
)
三
千石
(
ぜんごく
)
の
家
(
いへ
)
が
立
(
た
)
つか
潰
(
つぶ
)
れるかを、
其方
(
そち
)
の
掌
(
たなごころ
)
に
握
(
にぎ
)
つたも
同樣
(
どうやう
)
、どんな
言
(
い
)
ひがかりでも
付
(
つ
)
けられるところだと、
内々
(
ない/\
)
で
注意
(
ちうい
)
してゐると、
潔白
(
けつぱく
)
の
其方
(
そち
)
は
死刑
(旧字旧仮名)
/
上司小剣
(著)
美
常用漢字
小3
部首:⽺
9画
濃
常用漢字
中学
部首:⽔
16画
守
常用漢字
小3
部首:⼧
6画
殿
常用漢字
中学
部首:⽎
13画
“美濃守”で始まる語句
美濃守
美濃守樣
美濃守信邦
美濃守資正入道