せん)” の例文
旧字:
麁末そまつなもの、と重詰の豆府滓とうふがら、……の花をったのに、せん生姜しょうがで小気転を利かせ、酢にした鯷鰯しこいわしで気前を見せたのを一重。
木の子説法 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
その外に梅の糸といって上品なお菓子がございますがそれは豊後梅ぶんごうめの青いのを大根や里芋のせんのように極くこまかい繊にって塩漬にしておしを置いて食べる時水で塩出しをして砂糖を
食道楽:秋の巻 (新字新仮名) / 村井弦斎(著)
択び「お登和さん、何から先へ致しましょう」お登和「そうですね、何に致すにも一旦いったん先へ湯煮ゆでますから湯煮るように皮をいてって下さい。私が今此方こちらのをせんに截ります」と自分は庖丁ほうちょう
食道楽:春の巻 (新字新仮名) / 村井弦斎(著)
米利堅粉めりけんこと玉子を入た蒸物むしもの、お芋のフライ、せんった煮物
食道楽:春の巻 (新字新仮名) / 村井弦斎(著)
薩摩芋さつまいもせん 春 第十八 芋料理
食道楽:冬の巻 (新字新仮名) / 村井弦斎(著)