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績
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つむ
ふりがな文庫
“
績
(
つむ
)” の例文
「大君の辺にこそ死なめ」という意気で上代以来〔天皇〕を〔主君〕として
績
(
つむ
)
ぎ営んで来た生活の原理であって
日本イデオロギー論:――現代日本に於ける日本主義・ファシズム・自由主義・思想の批判
(新字新仮名)
/
戸坂潤
(著)
生命は
滞
(
とどこお
)
るところなく流動する。創造の華が枯木にも咲くのである。藤原南家の
郎女
(
いらつめ
)
が
藕糸
(
はすいと
)
を
績
(
つむ
)
いで織った
曼陀羅
(
まんだら
)
から光明が泉のように
涌
(
わ
)
きあがると見られる暁が来る。
夢は呼び交す:――黙子覚書――
(新字新仮名)
/
蒲原有明
(著)
かうして
績
(
つむ
)
ぎ
蓄
(
た
)
めた藕絲は、皆一纏めにして寺々に納入しようと言ふのである。寺には
其々
(
それ/″\
)
の
技女
(
ぎぢよ
)
が居て、其絲で、
唐土様
(
もろこしやう
)
と言ふよりも、天竺風な織物を織るのだと言ふ評判であつた。
死者の書:――初稿版――
(新字旧仮名)
/
折口信夫
(著)
阿繊は
寡言
(
むくち
)
で怒るようなこともすくなかった。人と話をしてもただ微笑するばかりであった。昼夜
績
(
つむ
)
いだり
織
(
お
)
ったりして休まなかった。それがために上の者も下の者も皆阿繊を可愛がった。
阿繊
(新字新仮名)
/
蒲 松齢
(著)
父は最前もいった如く邸内の畠打をしていたが、その外綿繰りといって、実の交った綿を小さな器械を廻してそれを抜き、木綿糸を
績
(
つむ
)
ぐ下地をする賃仕事がある、それをセッセとしていた。
鳴雪自叙伝
(新字新仮名)
/
内藤鳴雪
(著)
▼ もっと見る
越後
(
えちご
)
の七ふしぎの一つなる
弘智法印
(
こうちほういん
)
の寺などでも、毎年四月八日の
御衣
(
おころも
)
がえという日に、もとは海べ七浦の
姥子
(
うばこ
)
たち、おのおの一つかみずつの
苧
(
お
)
を持ちよって、一日のうちに
紡
(
う
)
み
績
(
つむ
)
ぎ
織
(
お
)
り縫って
母の手毬歌
(新字新仮名)
/
柳田国男
(著)
こうして
績
(
つむ
)
ぎ
蓄
(
た
)
めた藕糸は、皆
一纏
(
ひとまと
)
めにして、寺々に納めようと、言うのである。寺には、
其々
(
それそれ
)
の
技女
(
ぎじょ
)
が居て、其糸で、
唐土様
(
もろこしよう
)
と言うよりも、
天竺風
(
てんじくふう
)
な織物に織りあげる、と言う評判であった。
死者の書
(新字新仮名)
/
折口信夫
(著)
女たちは、唯
功徳
(
くどく
)
の為に絲を
績
(
つむ
)
いでゐる。其でも、其が幾かせ、幾たまと言ふ風に貯つて来ると、言ひ知れぬ愛著を覚えて居た。だが其が実際どんな織物になることやら、其処までは考へないで居た。
死者の書:――初稿版――
(新字旧仮名)
/
折口信夫
(著)
績
常用漢字
小5
部首:⽷
17画
“績”を含む語句
功績
紡績
成績
麻績
績麻
敗績
紡績織
業績
好成績
治績
苧績
紡績工場
陸績
鐘淵紡績
襞績目
行績
紡績場
麻績堂
績殻
紵績
...