綿花わた)” の例文
その中の一つには、人間ひと背丈せいの三倍もあるやうな高さの綿花わたの木が見渡す限りはてしもなく繁つてゐる図があつた。
新らしき祖先 (新字旧仮名) / 相馬泰三(著)
第八 衣服いふく精粗美惡よしあしひと分限ぶんげんるといへども、肌着はだぎ木綿もめんフラン子ルをよしとす。蒲團ふとん中心なかわたあたらしくかはきたるものをたつとゆゑに、綿花わたかぎらずかま穗苗藁ほわら其外そのほかやわらかかはきたるものをえらぶべし。
養生心得草 (旧字旧仮名) / 関寛(著)