網引あびき)” の例文
大宮おほみやうちまできこ網引あびきすと網子あごととのふる海人あまごゑ 〔巻三・二三八〕 長意吉麻呂
万葉秀歌 (新字新仮名) / 斎藤茂吉(著)
寺務じむいとまある日はうみに小船をうかべて、網引あびきつりする泉郎あまに銭をあたへ、たる魚をもとの江に放ちて、其の魚の遊躍あそぶを見ては画きけるほどに、年を細妙くはしきにいたりけり。
磯ちかく旅寝をすれば夜もすがら網引あびきやすらしかぢぞする
礼厳法師歌集 (新字旧仮名) / 与謝野礼厳(著)
秋晴の浜に出るたび網引あびきせる
六百五十句 (新字新仮名) / 高浜虚子(著)
大宮の内まで聞ゆ網引あびきすと網子あごととのふる海人あまの呼び聲 長奧麻呂
愛国百人一首評釈 (旧字旧仮名) / 斎藤茂吉(著)