絵師えし)” の例文
旧字:繪師
冗談じょうだんじゃない。そんななまやさしいもんじゃありゃァしない。おなべ火鉢ひばちへかけて、雪駄せったかわてるんだよ。いまもうちで、絵師えしなんてみは、大嘘おおうそだってはなしを。……
おせん (新字新仮名) / 邦枝完二(著)
「わたしは、おまえってのとおり、あの絵師えし春信はるのぶさんのおたくへ、いってました」
おせん (新字新仮名) / 邦枝完二(著)
そういいながら、柘榴口ざくろぐちから、にゅッとくびしたのは、絵師えし春重はるしげだった。
おせん (新字新仮名) / 邦枝完二(著)