“えし”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
画師64.3%
得知21.4%
絵師7.1%
壊死7.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
かく申込んだのは、この頃米沢に漫遊中の江戸の画師えし狩野かのうの流れは汲めども又別に一家を成そうと焦っている、立花直芳たちばななおよしという若者であった。
壁の眼の怪 (新字新仮名) / 江見水蔭(著)
「なァンのぬし、年齢としばかりおッとって——、昨年なァ得知えしれンこつば仕出来しできゃァたもンだけん……」
冬枯れ (新字新仮名) / 徳永直(著)
冗談じょうだんじゃない。そんななまやさしいもんじゃありゃァしない。おなべ火鉢ひばちへかけて、雪駄せったかわてるんだよ。いまもうちで、絵師えしなんてみは、大嘘おおうそだってはなしを。……
おせん (新字新仮名) / 邦枝完二(著)
「わたしは、おまえってのとおり、あの絵師えし春信はるのぶさんのおたくへ、いってました」
おせん (新字新仮名) / 邦枝完二(著)
大きさは指頭大から小児頭くらいまで、青白い光輝を放ち、しゅうとうなって落ちてきて、皮膚に壊死えしを起こす程度の火傷を与えた。
長崎の鐘 (新字新仮名) / 永井隆(著)