細説さいせつ)” の例文
すでに漁業にたくみなりと云へば舟の類のそんせし事推知すいちすべき事なるが、アイヌは又此事に付きても言ひ傳へを有せり(後回に細説さいせつすべし)(未完)
コロボックル風俗考 (旧字旧仮名) / 坪井正五郎(著)
もしそれが非常ひじよう地震ぢしんだと判斷はんだんされたならば、自分じぶん居所ゐどころ如何いかんによつて處置方法しよちほう/\かはられなければなるまい。それについては、以下いか各項かくこうおい細説さいせつするつもりである。
地震の話 (旧字旧仮名) / 今村明恒(著)
製作形状せいさくけいじやう等に付ては土器の事を言ふりに細説さいせつすべけれど、大概たいがいを述ぶれば其全体ぜんたいは大なる算盤玉そろばんだまの如くにしてよこ卷煙草まきたばこのパイプをみぢかくせし如き形のぎ出し口付きたり。
コロボックル風俗考 (旧字旧仮名) / 坪井正五郎(著)
疾病の種類しゆるゐにして存在の証跡を今日に留むるは黴毒と虫齒なり是等の事は遺跡より出つるほねとに由りて知るを得る事なれど、風俗考には縁故遠き事故細説さいせつは爲さざるべし。
コロボックル風俗考 (旧字旧仮名) / 坪井正五郎(著)