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純情
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じゅんじょう
ふりがな文庫
“
純情
(
じゅんじょう
)” の例文
そういって、じっと
老兵士
(
ろうへいし
)
の
顔
(
かお
)
を
見上
(
みあ
)
げた、あの
青年
(
せいねん
)
の
澄
(
す
)
んだ
目
(
め
)
には、これを
身
(
み
)
につけて
自分
(
じぶん
)
は
死
(
し
)
んでいくという
純情
(
じゅんじょう
)
があらわれていました。
少女と老兵士
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
八弥太を介していっているとおりに、この若い武士の想いは
純情
(
じゅんじょう
)
だった。ふかく思いこんだのであるが、明日知れぬ身を前提としているだけにしかもきれいであっさりしていた。
黒田如水
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
しかし子供の数が増加してくるにしたがって、青年の
純情
(
じゅんじょう
)
のような気持ちは
鈍磨
(
どんま
)
してくる。そして生物学的に、今度の子供は私自身のどの特性を
分担
(
ぶんたん
)
して来るだろうかと
欲
(
よく
)
を出してくる。
親は眺めて考えている
(新字新仮名)
/
金森徳次郎
(著)
子供
(
こども
)
を
好
(
す
)
きな
彼
(
かれ
)
は、そこに
田舎
(
いなか
)
の
子
(
こ
)
と
都会
(
とかい
)
の
子
(
こ
)
と、なんら
純情
(
じゅんじょう
)
において、
差別
(
さべつ
)
のあるのを
見
(
み
)
いださなかったのでした。
空晴れて
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
“純情”の意味
《名詞》
純情(じゅんじょう)
純真なさま。また、そのような心。
(出典:Wiktionary)
純
常用漢字
小6
部首:⽷
10画
情
常用漢字
小5
部首:⼼
11画
“純”で始まる語句
純
純白
純金
純粋
純朴
純乎
純潔
純真
純子
純友