おわ)” の例文
すなわ殿騰戸あみおかのくみとより出で迎えます時、伊邪奈岐命いざなぎのみこと語りたまはく、愛しき我那邇妹命わがなにものみことわれなんじと作れりし国未だ作りおわらず、れ還りたまふべしと。
神州纐纈城 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
悪業を以てのゆえに、さらに又諸の悪業を作る。継起けいきしてついおわることなし。昼は則ち日光をおそれ、又人および諸の強鳥をおそる。心しばらくも安らかなることなし。
二十六夜 (新字新仮名) / 宮沢賢治(著)
虎すなわち大いに怒り、懺悔もしおわればすなわち怡悦いえつす〉、同書一に明感という尼、虜賊に獲られ辱を受けず牧羊に使われ、苦役十年、一比丘にうて五戒を授かり
夕陽まどニアリ自鳴鐘五時ヲ報ズルヤ必酒飯ヲ供ス。山肴野蔬さんこうやそ三種ヲ出デズ。酒モマタ両三びんヲ過サズ。薄酔ニ至ツテ飯ス。飯おわツテ再ビ茗ヲ瀹ル。コレ醼ノおわリトナス。
下谷叢話 (新字新仮名) / 永井荷風(著)
かくごときのもろもろの悪業、挙げて数うるなし。悪業を以てのゆえに、さらに又諸の悪業を作る。継起けいきしてついおわることなし。昼は則ち日光をおそれ又人および諸の強鳥をおそる。
二十六夜 (新字新仮名) / 宮沢賢治(著)
かくごときの諸の悪業、挙げて数うるなし。悪業を以てのゆえに、さらに又諸の悪業を作る。継起けいきしてついおわることなし。昼は則ち日光をおそれ、又人および諸の強鳥をおそる。
二十六夜 (新字新仮名) / 宮沢賢治(著)