立端たちば)” の例文
助けると思つて大萬燈を振廻しておくれ、己れはしんから底から口惜しくつて、今度負けたら長吉の立端たちばは無いと無茶にくやしがつて大幅の肩をゆすりぬ。
たけくらべ (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
遅うおいでになって今になってわたくしは不服じゃなどとおっしゃっては媒妁なこうど立端たちばがござらんからねえ、斯うやって皆朋友の方も目出度いといって祝いに来て下すって、事がきまろうと申す所で
あいにく相手が戻って来たので、二人も立端たちばをうしなってしまった。
小坂部姫 (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)
是までに相成って今不承知じゃと仰しゃっては圖書は立端たちばがございません、此処これに参っておる朋友の者は皆前々ぜん/\同屋敷におりました同役の者ばかりで、これにお聞き遊ばせば知れまするが
今度負けたら長吉の立端たちばは無いと無茶にくやしがつて大幅の肩をゆすりぬ。
たけくらべ (新字旧仮名) / 樋口一葉(著)
今度こんどけたら長吉ちようきち立端たちばいと無茶むちやにくやしがつて大幅おほはゞかたをゆすりぬ。
たけくらべ (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
の時は手前てめえのためにばけの皮を現わされ、立端たちばを失ったから、悪事を止めて辛抱するとは云ったが、実は手前てめえを遺恨に思って附けていたのだが、忙がしい身の上だから奥州おく小隠こがくれをしていた所が
塩原多助一代記 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)