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立端
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たちば
ふりがな文庫
“
立端
(
たちば
)” の例文
助けると思つて大萬燈を振廻しておくれ、己れは
心
(
しん
)
から底から口惜しくつて、今度負けたら長吉の
立端
(
たちば
)
は無いと無茶にくやしがつて大幅の肩をゆすりぬ。
たけくらべ
(旧字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
遅うお
出
(
いで
)
になって今になって
私
(
わたくし
)
は不服じゃなどとおっしゃっては
媒妁
(
なこうど
)
の
立端
(
たちば
)
がござらんからねえ、斯うやって皆朋友の方も目出度いといって祝いに来て下すって、事がきまろうと申す所で
松の操美人の生埋:02 侠骨今に馨く賊胆猶お腥し
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
あいにく相手が戻って来たので、二人も
立端
(
たちば
)
をうしなってしまった。
小坂部姫
(新字新仮名)
/
岡本綺堂
(著)
是までに相成って今不承知じゃと仰しゃっては圖書は
立端
(
たちば
)
がございません、
此処
(
これ
)
に参っておる朋友の者は皆
前々
(
ぜん/\
)
同屋敷におりました同役の者ばかりで、これにお聞き遊ばせば知れまするが
松の操美人の生埋:02 侠骨今に馨く賊胆猶お腥し
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
今度負けたら長吉の
立端
(
たちば
)
は無いと無茶にくやしがつて大幅の肩をゆすりぬ。
たけくらべ
(新字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
▼ もっと見る
今度
(
こんど
)
負
(
ま
)
けたら
長吉
(
ちようきち
)
の
立端
(
たちば
)
は
無
(
な
)
いと
無茶
(
むちや
)
にくやしがつて
大幅
(
おほはゞ
)
の
肩
(
かた
)
をゆすりぬ。
たけくらべ
(旧字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
彼
(
あ
)
の時は
手前
(
てめえ
)
のために
化
(
ばけ
)
の皮を現わされ、
立端
(
たちば
)
を失ったから、悪事を止めて辛抱するとは云ったが、実は
手前
(
てめえ
)
を遺恨に思って附けていたのだが、忙がしい身の上だから
奥州
(
おく
)
へ
小隠
(
こがく
)
れをしていた所が
塩原多助一代記
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
立
常用漢字
小1
部首:⽴
5画
端
常用漢字
中学
部首:⽴
14画
“立”で始まる語句
立
立派
立退
立停
立場
立上
立出
立竦
立籠
立塞