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空燻
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そらだき
ふりがな文庫
“
空燻
(
そらだき
)” の例文
雨夜
(
あまよ
)
の
橘
(
たちばな
)
の
其
(
それ
)
には
似
(
に
)
ないが、
弱
(
よわ
)
い、
細
(
ほつそ
)
りした、
花
(
はな
)
か、
空燻
(
そらだき
)
か、
何
(
なに
)
やら
薫
(
かをり
)
が、たよりなげに
屋根
(
やね
)
に
漾
(
たゞよ
)
うて、
何
(
ど
)
うやら
其
(
そ
)
の
人
(
ひと
)
は
女性
(
によしやう
)
らしい。
浅茅生
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
(著)
留守はただ
磯
(
いそ
)
吹く風に
藻屑
(
もくず
)
の
匂
(
にお
)
いの、
襷
(
たすき
)
かけたる
腕
(
かいな
)
に染むが、浜百合の
薫
(
かおり
)
より、
空燻
(
そらだき
)
より、女房には
一際
(
ひときわ
)
床
(
ゆか
)
しく、
小児
(
こども
)
を抱いたり、
頬摺
(
ほおずり
)
したり、子守唄うとうたり、つづれさしたり、はりものしたり
海異記
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
空
常用漢字
小1
部首:⽳
8画
燻
漢検1級
部首:⽕
18画
“空”で始まる語句
空
空地
空虚
空想
空洞
空腹
空家
空気
空嘯
空手