“空木:うつぎ” の例文
“空木:うつぎ”を含む作品の著者(上位)作品数
北原白秋3
小栗虫太郎1
島崎藤村1
若山牧水1
三上於菟吉1
“空木:うつぎ”を含む作品のジャンル比率
文学 > 日本文学 > 詩歌0.2%
文学 > 日本文学 > 小説 物語0.1%
文学 > 日本文学 > 評論 エッセイ 随筆0.0%
(注)比率=対象の語句にふりがなが振られている作品数÷各ジャンルの合計の作品数
緑蔭にほの白く匂う空木うつぎの花もすでに朽ち、さすや軒端のきばのあやめぐさ、男節句の祝い日がすぎて、まだ幾日も経たぬある日のことであります。
艶容万年若衆 (新字新仮名) / 三上於菟吉(著)
鈴鹿山空木うつぎ花咲きしづかなり飛びつつし思ふ夏ふかみけり
夢殿 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)
山里もほおとち、すいかずらの花のころはすでに過ぎ去り、山百合やまゆりにはやや早く、今は藪陰やぶかげなどに顔を見せる蕺草どくだみや谷いっぱいに香気をただよわす空木うつぎなどの季節になって来ている。
夜明け前:04 第二部下 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)
その小径は、毛莨きんぽうげ釣鐘草つりがねそう簪草かんざしぐさなどのひ弱い夏花や、鋭い棘のある淫羊藿いかりそう空木うつぎなどのたけ低い草木で覆われていて、その入口でさえも、密生しているくさむらのような暗さだった。
白蟻 (新字新仮名) / 小栗虫太郎(著)
太く細き汽笛……新築中の槌の音……街の小児らの声……わが遂に歩み入る竹林の青さ、日かげはされて新しく、わがインバネスに、ノートの罫に、径を超えて空木うつぎの幹にて衰へ、キンギンボク、毒ウツギの青き葉は暮れやらぬ陰影のなかにありて小砂利のあかりに鋭く嘆く。
春の暗示 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)
太く、細き汽笛……新築中の槌の音……街の小児らの声……わが遂に歩み入る竹林の青さ、日かげは灑されて新しく、わがインバネスに、ノートの罫に、径を超えて空木うつぎの幹にて衰へ、キンギンボク、毒ウツギの青き葉は暮れやらぬ陰影のなかにありて、小砂利のあかりに鋭く嘆く。
桐の花 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)
そして二三年前飄然と病み衰へた身躰からだ蹌踉よろぼはせてまた村に歸つて來て、そして臺灣で知合になつたとかいふ四國者の何とかいうつんぼの老爺を連れて來て、四邊の山林から樟腦を作る楠と紙をつくるに用ふる糊の原料である空木うつぎの木とを採伐することに着手した。
姉妹 (旧字旧仮名) / 若山牧水(著)