“うつぎ”のいろいろな漢字の書き方と例文
カタカナ:ウツギ
語句割合
卯木62.1%
空木24.1%
溲疏6.9%
宇津木3.4%
宇都木3.4%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
卯木(うつぎ)の花が咲いている。石榴(ざくろ)の花が咲いている。泉水に水禽(どり)でもいるのであろう、ハタ、ハタ、ハタと羽音がする。
娘煙術師 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
緑蔭にほの白く匂う空木(うつぎ)の花もすでに朽ち、さすや軒端(のきば)のあやめぐさ、男節句の祝い日がすぎて、まだ幾日も経たぬある日のことであります。
艶容万年若衆 (新字新仮名) / 三上於菟吉(著)
正月は奴婢(しもべ)どもゝ少(すこ)しは許(ゆるし)て遊をなさしむるゆゑ、羽子(はご)を擢(つか)んとて、まづ其処を見たてゝ雪をふみかためて角力場(すまうば)のごとくになし、羽子は溲疏(うつぎ)を一寸ンほど筒切になし
かう云ひながら宇津木(うつぎ)はゆつくり起きて、机に靠(もた)れたが、宿墨(しゆくぼく)に筆を浸(ひた)して、有り合せた美濃紙(みのがみ)二枚に、一字の書損(しよそん)もなく腹藁(ふくかう)の文章を書いた。
大塩平八郎 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)
「オ! 三つ追(お)い揚羽(あげは)の蝶がへえってゆく。宇都木(うつぎ)さまだぜ。絵のような景色だなア」
丹下左膳:02 こけ猿の巻 (新字新仮名) / 林不忘(著)