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相愛
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あいあい
ふりがな文庫
“
相愛
(
あいあい
)” の例文
春水の人情本には、デウス・エクス・マキナアとして、
所々
(
しょしょ
)
に津藤さんと云う人物が出る。
情知
(
なさけしり
)
で金持で、
相愛
(
あいあい
)
する二人を困厄の中から救い出す。
細木香以
(新字新仮名)
/
森鴎外
(著)
凡
(
およ
)
そ
相愛
(
あいあい
)
する二ツの心は、一体分身で孤立する者でもなく、又仕ようとて出来るものでもない。
浮雲
(新字新仮名)
/
二葉亭四迷
(著)
相愛
(
あいあい
)
して夫婦になったり、恋の病に
罹
(
かか
)
ったり——もっとも近頃の小説にはそんな古風なのは
滅多
(
めった
)
にないようですが、それからもっと皮肉なのになると、嫁に行きながら他の男を慕って見たり
文芸の哲学的基礎
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
若
(
も
)
し
相愛
(
あいあい
)
していなければ、文三に親しんでから、お勢が言葉遣いを改め
起居動作
(
たちいふるまい
)
を変え、
蓮葉
(
はすは
)
を
罷
(
や
)
めて優に
艶
(
やさ
)
しく
女性
(
にょしょう
)
らしく成る
筈
(
はず
)
もなし、又今年の夏
一夕
(
いっせき
)
の情話に、我から
隔
(
へだて
)
の関を
取除
(
とりの
)
け
浮雲
(新字新仮名)
/
二葉亭四迷
(著)
若し
相愛
(
あいあい
)
していなければ、
婚姻
(
こんいん
)
の相談が有った時、お勢が
戯談
(
じょうだん
)
に
托辞
(
かこつ
)
けてそれとなく文三の
肚
(
はら
)
を探る筈もなし、また叔母と
悶着
(
もんちゃく
)
をした時、他人
同前
(
どうぜん
)
の文三を
庇護
(
かば
)
って真実の母親と抗論する
理由
(
いわれ
)
もない。
浮雲
(新字新仮名)
/
二葉亭四迷
(著)
“相愛”の意味
《名詞》
お互いに愛し合うこと。
(出典:Wiktionary)
相
常用漢字
小3
部首:⽬
9画
愛
常用漢字
小4
部首:⼼
13画
“相”で始まる語句
相
相手
相違
相応
相好
相撲
相談
相槌
相貌
相模