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目垣
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めがき
ふりがな文庫
“
目垣
(
めがき
)” の例文
私の
宅
(
うち
)
の庭は、わりに背の高い
四
(
よ
)
つ
目垣
(
めがき
)
で、東西の二つの部分に仕切られている。東側の方のは応接間と書斎とその上の二階の座敷に面している。
小さな出来事
(新字新仮名)
/
寺田寅彦
(著)
菖蒲畑の側にある木戸から、
地境
(
じざかい
)
にある井戸まで、低い
四
(
よ
)
つ
目垣
(
めがき
)
に
美男葛
(
びなんかずら
)
が冬枯もしないで茂っていました。
鴎外の思い出
(新字新仮名)
/
小金井喜美子
(著)
玉石
(
たまいし
)
の
頭
(
あたま
)
から、すべり
落
(
お
)
ちた
青竹
(
あおだけ
)
を、
口
(
くち
)
をゆがめながらもとへ
直
(
なお
)
して、おじいさんは、
四
(
よ
)
つ
目垣
(
めがき
)
の
前
(
まえ
)
に
立
(
た
)
っていました。いたずら
子
(
こ
)
がきて、
抜
(
ぬ
)
こうとするのだと
思
(
おも
)
ったのです。
生きぬく力
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
それだから、どの絵にもどの絵にも同じ
四
(
よ
)
つ
目垣
(
めがき
)
のどこかの部分が顔を出していたり、同し屋根がどこかに出っ張ったりしている事になるのは免れ難い。
写生紀行
(新字新仮名)
/
寺田寅彦
(著)
たとえば
四
(
よ
)
つ
目垣
(
めがき
)
でも屋根でも
芙蓉
(
ふよう
)
でも
鶏頭
(
けいとう
)
でも、いまだかつてこれでやや満足だと思うようにかけた事は一度もないのだから、いくらかいてもそれはいつでも新しく
写生紀行
(新字新仮名)
/
寺田寅彦
(著)
▼ もっと見る
今年は庭の
烏瓜
(
からすうり
)
がずいぶん勢いよく繁殖した。中庭の
四
(
よ
)
ツ
目垣
(
めがき
)
の
薔薇
(
ばら
)
にからみ、それから更に
蔓
(
つる
)
を延ばして手近なさんごの樹を侵略し、いつの間にかとうとう樹冠の全部を占領した。
烏瓜の花と蛾
(新字新仮名)
/
寺田寅彦
(著)
目
常用漢字
小1
部首:⽬
5画
垣
常用漢字
中学
部首:⼟
9画
“目”で始まる語句
目
目的
目出度
目前
目標
目貫
目覚
目論見
目下
目論