皇女おうじょ)” の例文
皇儲こうちょの御誕生を渇望しておりましたので、甚しきに到っては、ビクトリア女皇の皇女おうじょである皇后陛下の周囲に、独逸ドイツ賄賂まいないを受けている者が居る。
死後の恋 (新字新仮名) / 夢野久作(著)
この天皇てんのうがまだ皇太子こうたいしでおいでになった時分じぶん、おきさき穴太部あなとべ真人まひと皇女おうじょというかたが、あるばん御覧ごらんになったおゆめに、からだじゅうからきらきら金色こんじきひかりはなって
夢殿 (新字新仮名) / 楠山正雄(著)
仁徳天皇にんとくてんのうには皇子おうじが五人、皇女おうじょが一人おありになりました。その中で伊邪本別いざほわけ水歯別みずはわけ若子宿禰わくごのすくねのお三方さんかたがつぎつぎに天皇のお位におのぼりになりました。
古事記物語 (新字新仮名) / 鈴木三重吉(著)