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百千
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もゝち
ふりがな文庫
“
百千
(
もゝち
)” の例文
いざ行かむ、月おぼろなる夜は、われらが胸に翳せる白百合の香りこそ光らむ、そはまた
百千
(
もゝち
)
の妖魔をくらます
白金
(
しろがね
)
の剣ともなりて月光と共に競ふらむ……。
青白き公園
(新字旧仮名)
/
牧野信一
(著)
彼の大地が静かに永遠に抱き葬つた
百千
(
もゝち
)
の霊魂とともに未来永劫に
渉
(
わた
)
つて可能なる無限無数のまだ生れない生命とともに、さては地の喜びを
頒
(
わか
)
つ空の星とともに
愛は、力は土より
(新字旧仮名)
/
中沢臨川
(著)
翌日
(
あくるひ
)
はわれアヌンチヤタが爲めに
百千
(
もゝち
)
の計畫を
成就
(
じやうじゆ
)
し、百千の計畫を破壞して、終には身の
甲斐
(
かひ
)
なさを歎くのみなりき。嗚呼、われは
素
(
も
)
とカムパニアの野の棄兒なり。
即興詩人
(旧字旧仮名)
/
ハンス・クリスチャン・アンデルセン
(著)
因果の中に哀れを含みし言葉のふし/″\、横笛が悲しさは
百千
(
もゝち
)
の恨みを聞くよりもまさり
滝口入道
(旧字旧仮名)
/
高山樗牛
(著)
百千
(
もゝち
)
の
男
(
をのこ
)
なやませし今小町とは
北村透谷詩集
(旧字旧仮名)
/
北村透谷
(著)
▼ もっと見る
百千
(
もゝち
)
の草の落つるより
藤村詩抄:島崎藤村自選
(旧字旧仮名)
/
島崎藤村
(著)
百千
(
もゝち
)
の色のさかづきに
晶子詩篇全集
(新字旧仮名)
/
与謝野晶子
(著)
百千
(
もゝち
)
に
乱
(
みだ
)
れ、
白銀
(
しらがね
)
の
全都覚醒賦
(新字旧仮名)
/
北原白秋
(著)
二日過ぎて、ベルナルドオは我頸を
擁
(
いだ
)
き、我手を
把
(
と
)
りていふやう。アントニオよ。今こそは我心を語らめ。桂冠の我頭に觸れたる時は、われは
百千
(
もゝち
)
の
棘
(
いばら
)
もて刺さるゝ如くなりき。
即興詩人
(旧字旧仮名)
/
ハンス・クリスチャン・アンデルセン
(著)
思へば
無情
(
つれな
)
の横笛や、過ぎにし春のこのかた、書き
連
(
つら
)
ねたる
百千
(
もゝち
)
の文に、今は我には言殘せる誠もなし、
良
(
よ
)
しあればとて此上短き言の葉に、胸にさへ餘る長き思を寄せん
術
(
すべ
)
やある。
滝口入道
(旧字旧仮名)
/
高山樗牛
(著)
百千
(
もゝち
)
の鳥の
群
(
むれ
)
を出て
藤村詩抄:島崎藤村自選
(旧字旧仮名)
/
島崎藤村
(著)
百
常用漢字
小1
部首:⽩
6画
千
常用漢字
小1
部首:⼗
3画
“百千”で始まる語句
百千鳥
百千代
百千度
百千秋
百千種
百千網
百千足
百千舳艫