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生肉
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なまにく
ふりがな文庫
“
生肉
(
なまにく
)” の例文
我邦の医者は食餌療法という事に極く
無頓着
(
むとんちゃく
)
で医者自身すら豚の
生肉
(
なまにく
)
を煮て食べるような始末だけれども西洋の医者は薬物療法と相並んで食餌療法を実行する。
食道楽:春の巻
(新字新仮名)
/
村井弦斎
(著)
毎日
(
まいにち
)
、
白
(
しろ
)
い
布
(
ぬの
)
を
頭
(
あたま
)
にかぶった、
青
(
あお
)
い
色
(
いろ
)
の
服
(
ふく
)
を
着
(
き
)
た
男
(
おとこ
)
が、
生肉
(
なまにく
)
の
切
(
き
)
れを
持
(
も
)
ってきてくれました。くまは、それを
食
(
た
)
べながら、「なんというまずい
肉
(
にく
)
だろう。」と、
考
(
かんが
)
えたのです。
白いくま
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
蝋燭
(
ろうそく
)
の光がさしてる間は差し控えていたが、自分らの都であるその
洞穴
(
どうけつ
)
がまっくらになるや否や、巧みな
小噺作者
(
こばなしさくしゃ
)
のペローが「
生肉
(
なまにく
)
」と呼んだところのものがそこにあるのを感じて
レ・ミゼラブル:07 第四部 叙情詩と叙事詩 プリューメ街の恋歌とサン・ドゥニ街の戦歌
(新字新仮名)
/
ヴィクトル・ユゴー
(著)
以
(
もっ
)
て
交尾
(
かけあ
)
わせて出来たのがこの花だ! 博士はこの花の成長に良心までもうち込んだのだ! この素晴らしい怪物は花の形をした猛獣だ! この怪物は血の出るような
生肉
(
なまにく
)
を一番食いたがる。
物凄き人喰い花の怪
(新字新仮名)
/
国枝史郎
(著)
しかし猪は豚のように
一旦
(
いったん
)
湯煮
(
ゆで
)
ておいて角煮とかソボロとか支那風の料理にしても結構です。猪の新しい
生肉
(
なまにく
)
をそのまま鍋へ入れてジリジリと煮たり焼いたりするのは実に乱暴千万です。
食道楽:冬の巻
(新字新仮名)
/
村井弦斎
(著)
生
常用漢字
小1
部首:⽣
5画
肉
常用漢字
小2
部首:⾁
6画
“生”で始まる語句
生
生命
生憎
生活
生涯
生々
生垣
生物
生温
生死