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生存
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せいそん
ふりがな文庫
“
生存
(
せいそん
)” の例文
驚ろかんとしてここにあつまる者は皆当世的の男と女である。ただあっと云って、当世的に
生存
(
せいそん
)
の自覚を強くするためである。
虞美人草
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
這
(
こ
)
んな
事
(
こと
)
を
考
(
かんが
)
へ
出
(
だ
)
した
時
(
とき
)
には、
仕方
(
しかた
)
が
無
(
な
)
いので——
併
(
しか
)
し、三千
年
(
ねん
)
前
(
ぜん
)
の
石器時代
(
せききじだい
)
住民
(
じうみん
)
は、
今日
(
こんにち
)
までも
生存
(
せいそん
)
して
我等
(
われら
)
と
語
(
かた
)
る——と
云
(
い
)
つた
樣
(
やう
)
な
事
(
こと
)
を
思浮
(
おもひうか
)
べて、
強
(
しひ
)
て
涙
(
なみだ
)
を
紛
(
まぎ
)
らすのである。
探検実記 地中の秘密:04 馬籠と根方
(旧字旧仮名)
/
江見水蔭
(著)
蟻
(
あり
)
は甘きに集まり、人は新しきに集まる。文明の民は劇烈なる
生存
(
せいそん
)
のうちに
無聊
(
ぶりょう
)
をかこつ。立ちながら三度の食につくの
忙
(
いそがし
)
きに
堪
(
た
)
えて、路上に
昏睡
(
こんすい
)
の病を
憂
(
うれ
)
う。
虞美人草
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
坂を上って伝通院の横へ出ると、細く高い
烟突
(
えんとつ
)
が、寺と寺の間から、汚ない
烟
(
けむ
)
を、雲の多い空に吐いていた。代助はそれを見て、貧弱な工業が、
生存
(
せいそん
)
の
為
(
ため
)
に無理に
吐
(
つ
)
く
呼吸
(
いき
)
を見苦しいものと思った。
それから
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
“生存”の意味
《名詞》
生 存(せいぞん)
生命を存続すること。
(出典:Wiktionary)
生
常用漢字
小1
部首:⽣
5画
存
常用漢字
小6
部首:⼦
6画
“生存”で始まる語句
生存者
生存競争
生存の尖端
生存中
生存競爭
生存競争裏