玻璃器はりき)” の例文
あかるいひかり滿ちた田圃たんぼ惑亂わくらん溷濁こんだくしたこゝろいだいてさびしく歩數あゆみんでかれは、玻璃器はりきみづかざして發見はつけんした一てん塵芥ごみであつた。
(旧字旧仮名) / 長塚節(著)
壁にはひげがはえていて、玻璃器はりきの代わりには空罎あきびんが並んでおり、窓掛けの代わりには蜘蛛の巣が張っているような、恐ろしい古いきたないじめじめしたあなぐらのような所で
(手に持ちたる払子を逆にして、柄にてあたりの土器、玻璃器はりきたたき立つ。)