“犬獅子”の読み方と例文
読み方割合
けんじし100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
おもふと、忽然こつねんとして、あらはれて、むくとをどつて、卓子テエブル眞中まんなかたかつた。ゆきはらへば咽喉のどしろくして、ちやまだらなる、畑將軍はたしやうぐん宛然さながら犬獅子けんじし……
雪霊続記 (旧字旧仮名) / 泉鏡花(著)
と思うと、忽然こつねんとして、顕れて、むくと躍って、卓子テエブル真中まんなかへ高く乗った。雪を払えば咽喉のど白くして、茶のまだらなる、はた将軍のさながら犬獅子けんじし……
雪霊続記 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)