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爬虫
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はちゅう
ふりがな文庫
“
爬虫
(
はちゅう
)” の例文
旧字:
爬蟲
則ち人類から他の哺乳類鳥類
爬虫
(
はちゅう
)
類魚類それから節足動物とか
軟体
(
なんたい
)
動物とか
乃至
(
ないし
)
原生動物それから一転して植物、の細菌類
ビジテリアン大祭
(新字新仮名)
/
宮沢賢治
(著)
ところが先頃ゴビの沙漠の砂の中から地質時代の大きな
爬虫
(
はちゅう
)
のディノソーラスの卵を発見した米国の学者達は、今度はまた中部アジアの大沙漠へ
鑢屑
(新字新仮名)
/
寺田寅彦
(著)
大きな哺乳類はまったく姿を消し、体重はあっても動きのしずかな、
王蛇
(
ボア
)
や
角喇蜴
(
イグアナ
)
などの
爬虫
(
はちゅう
)
だけの世界になってきた。
人外魔境:01 有尾人
(新字新仮名)
/
小栗虫太郎
(著)
「あれを明けると、爬虫館の室温や湿度が
急降
(
きゅうこう
)
して、
爬虫
(
はちゅう
)
に
大危害
(
だいきがい
)
を加えることになるので、ちょっとでも駄目です」
爬虫館事件
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
下等動物から進化して来た吾々の先祖代々、魚、
爬虫
(
はちゅう
)
、猿等の生活器官の「お譲り」である事が、判明して来る。
ドグラ・マグラ
(新字新仮名)
/
夢野久作
(著)
▼ もっと見る
左手には溪の向こうを夜空を
劃
(
くぎ
)
って
爬虫
(
はちゅう
)
の背のような尾根が
蜿蜒
(
えんえん
)
と
匍
(
は
)
っている。黒ぐろとした杉林がパノラマのように
廻
(
めぐ
)
って私の行手を深い闇で包んでしまっている。
闇の絵巻
(新字新仮名)
/
梶井基次郎
(著)
しばしば
蟾蜍
(
ひき
)
を育てたが、毎度蟾蜍が遠方にある小虫を見詰むると、虫落ちてそれに捉わるるを見、その後
爬虫
(
はちゅう
)
や両棲類や魚学の大家、英学士会員ブーランゼー氏に話すと
十二支考:04 蛇に関する民俗と伝説
(新字新仮名)
/
南方熊楠
(著)
地理は氷解、水ぬるむ、春水、春山の類をいふ。動物は大略
獣
(
けもの
)
、鳥、
両棲
(
りょうせい
)
爬虫
(
はちゅう
)
類、魚、百虫の順序を用ゐる。植物は木を先にし草を後にす、木は花木を先にし草は花草を先にす。
墨汁一滴
(新字旧仮名)
/
正岡子規
(著)
爬虫
(
はちゅう
)
のような隆起と
原爆詩集
(新字新仮名)
/
峠三吉
(著)
もうこの足あとの終るところにあの途方もない
爬虫
(
はちゅう
)
の骨がころがってるんだ。我輩はその地点を記録する。もう一足だぞ。
楢ノ木大学士の野宿
(新字旧仮名)
/
宮沢賢治
(著)
生物は、わずか数種の
爬虫
(
はちゅう
)
類がいるだけで、まったく、水掻きをつけ藻をかぶって現われる、
水棲人
(
インコラ・パルストリス
)
の
棲所
(
すみか
)
というに適わしいのである。すると、ここへ来て五日目の夜。
人外魔境:05 水棲人
(新字新仮名)
/
小栗虫太郎
(著)
何かしら獣か
爬虫
(
はちゅう
)
のうちによく似た感じのものがあるのを思い出そうとして思い出せなかった。
自由画稿
(新字新仮名)
/
寺田寅彦
(著)
もうこの足あとの終るところにあの
途方
(
とほう
)
もない
爬虫
(
はちゅう
)
の骨がころがってるんだ。我輩はその地点を記録する。もう一足だぞ。
楢ノ木大学士の野宿
(新字新仮名)
/
宮沢賢治
(著)
鳥の先祖は
爬虫
(
はちゅう
)
だそうであるが、なるほどどこか
鰐
(
わに
)
などの水中を泳ぐ姿に似たところがあるようである。もっとも親鳥がこんな格好をして水中を泳ぎ回ることは、かつて見たことがない。
あひると猿
(新字新仮名)
/
寺田寅彦
(著)
いゝや、さうぢゃない、
白堊
(
はくあ
)
紀の
巨
(
おほ
)
きな
爬虫
(
はちゅう
)
類の
骨骼
(
こっかく
)
を博物館の方から頼まれてあるんですがいかゞでございませう、一つお探しを願はれますまいかと、斯うぢゃなかったかな。
楢ノ木大学士の野宿
(新字旧仮名)
/
宮沢賢治
(著)
いいや、そうじゃない、
白堊紀
(
はくあき
)
の
巨
(
おお
)
きな
爬虫
(
はちゅう
)
類の
骨骼
(
こっかく
)
を博物館の方から頼まれてあるんですがいかがでございましょう、一つお探しを願われますまいかと、斯うじゃなかったかな。
楢ノ木大学士の野宿
(新字新仮名)
/
宮沢賢治
(著)
爬
漢検1級
部首:⽖
8画
虫
常用漢字
小1
部首:⾍
6画
“爬虫”で始まる語句
爬虫類
爬虫館
爬虫頚