“王蛇”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ボア50.0%
キングスネーク50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
密林は、死んだような黄昏たそがれの闇のなかを、ときどき王蛇ボアがとおるゴウッという響きがする。と、とつぜん、カークがポンとひざをうって言った。
人外魔境:01 有尾人 (新字新仮名) / 小栗虫太郎(著)
大きな哺乳類はまったく姿を消し、体重はあっても動きのしずかな、王蛇ボア角喇蜴イグアナなどの爬虫はちゅうだけの世界になってきた。
人外魔境:01 有尾人 (新字新仮名) / 小栗虫太郎(著)
亀と王蛇キングスネークとが行き会ってもお互いに知らん顔をしている。へびにとっては亀は石ころと同様であり、亀にとっては蛇は動く棒切れとえらぶところがないらしい。
映画雑感(Ⅲ) (新字新仮名) / 寺田寅彦(著)
王蛇キングスネークがいたちのような小獣と格闘するときの身構えが実におもしろい見ものである。
映画雑感(Ⅲ) (新字新仮名) / 寺田寅彦(著)