やく)” の例文
旧字:
○さて又おんべといふ物を作りてこの左義長にかざして火をうつらせやく祝事しゆくじとす、おんべは御へい訛言くわげんなり。
天下のたみ寒き者多し独り温煖あたたかならんやとのたまいし。そうの太祖が大度たいどを慕い。あまねく慈善を施せしも。始め蛍の資本ひだねより。炭もやくべき大竈おおかまどと成りし始末の満尾まんび迄。御覧をねがうというよしの。
塩原多助一代記 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
... やくには火は強い方がいいのでしょうね」お登和嬢
食道楽:秋の巻 (新字新仮名) / 村井弦斎(著)
○さて又おんべといふ物を作りてこの左義長にかざして火をうつらせやく祝事しゆくじとす、おんべは御へい訛言くわげんなり。