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瀬戸火鉢
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せとひばち
ふりがな文庫
“
瀬戸火鉢
(
せとひばち
)” の例文
で、
華奢造
(
きゃしゃづく
)
りの
黄金煙管
(
きんぎせる
)
で、余り
馴
(
な
)
れない、
些
(
ち
)
と
覚束
(
おぼつか
)
ない手つきして、
青磁色
(
せいじいろ
)
の手つきの
瀬戸火鉢
(
せとひばち
)
を探りながら
伯爵の釵
(新字旧仮名)
/
泉鏡花
(著)
必ず本を持っていって、冬ならば小さな
瀬戸火鉢
(
せとひばち
)
を抱え、夏なら
団扇
(
うちわ
)
を使いながら、本を読み読みてんぷらを喰べ、思いだしては酒を
啜
(
すす
)
る、というぐあいであった。
青べか物語
(新字新仮名)
/
山本周五郎
(著)
その
真上
(
まうえ
)
には電灯が
煌々
(
くわうくわう
)
と光を放つてゐる。
傍
(
かたはら
)
には
瀬戸火鉢
(
せとひばち
)
の鉄瓶が虫の啼くやうに
沸
(
たぎ
)
つてゐる。もし
夜寒
(
よさむ
)
が甚しければ、少し離れた
瓦斯煖炉
(
ガスだんろ
)
にも赤々と火が動いてゐる。
漱石山房の秋
(新字旧仮名)
/
芥川竜之介
(著)
その
真上
(
まうへ
)
には電燈が
煌々
(
くわうくわう
)
と光を放つてゐる。
傍
(
かたはら
)
には
瀬戸火鉢
(
せとひばち
)
の鉄瓶が虫の
啼
(
な
)
くやうに
沸
(
たぎ
)
つてゐる。もし
夜寒
(
よさむ
)
が甚しければ、少し離れた
瓦斯煖炉
(
ガスだんろ
)
にも赤々と火が動いてゐる。
東京小品
(新字旧仮名)
/
芥川竜之介
(著)
「
茶
(
ちや
)
がなかつたら、
内
(
うち
)
へ
行
(
い
)
つて
取
(
と
)
つて
來
(
き
)
な。
鐵瓶
(
てつびん
)
をおかけ。」と
小造
(
こづくり
)
な
瀬戸火鉢
(
せとひばち
)
を
引寄
(
ひきよ
)
せて、ぐい、と
小机
(
こづくゑ
)
に
向
(
むか
)
ひなすつた。それでも、せんべい
布團
(
ぶとん
)
よりは、
居心
(
ゐごころ
)
がよかつたらしい。
火の用心の事
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
瀬
常用漢字
中学
部首:⽔
19画
戸
常用漢字
小2
部首:⼾
4画
火
常用漢字
小1
部首:⽕
4画
鉢
常用漢字
中学
部首:⾦
13画
“瀬戸”で始まる語句
瀬戸
瀬戸際
瀬戸物
瀬戸内
瀬戸内海
瀬戸引
瀬戸物屋
瀬戸物町
瀬戸川
瀬戸合