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温順
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をとな
ふりがな文庫
“
温順
(
をとな
)” の例文
気分すぐれて良き時は
三歳児
(
みつご
)
のやうに父母の
膝
(
ひざ
)
に
眠
(
ねぶ
)
るか、白紙を切つて姉様の
製造
(
おつくり
)
に余念なく、物を問へばにこにこと
打笑
(
うちゑ
)
みて唯はいはいと意味もなき返事をする
温順
(
をとな
)
しさも
うつせみ
(新字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
何
(
ど
)
うもしない、と
氣
(
き
)
の
無
(
な
)
い
返事
(
へんじ
)
をして、
上
(
うへ
)
へあがつて
細螺
(
きしやご
)
を
數
(
かぞ
)
へながら、
本當
(
ほんたう
)
に
嫌
(
い
)
やな
小僧
(
こぞう
)
とつては
無
(
な
)
い、
表向
(
おもてむ
)
きに
威張
(
ゐば
)
つた
喧嘩
(
けんくわ
)
は
出來
(
でき
)
もしないで、
温順
(
をとな
)
しさうな
顏
(
かほ
)
ばかりして
たけくらべ
(旧字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
上へあがつて
細螺
(
きしやご
)
を数へながら、本当に嫌やな小僧とつては無い、表向きに威張つた喧嘩は出来もしないで、
温順
(
をとな
)
しさうな顔ばかりして、根性がくすくすしてゐるのだもの憎くらしからうでは無いか
たけくらべ
(新字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
温
常用漢字
小3
部首:⽔
12画
順
常用漢字
小4
部首:⾴
12画
“温”で始まる語句
温
温和
温泉
温柔
温気
温暖
温味
温泉宿
温泉場
温習