“三歳児”の読み方と例文
旧字:三歳兒
読み方割合
みつご100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
足立さんはそれから静かに理を分けてまるで三歳児みつごに言い聞かすように談すと野郎もさすがに理に落ちたのか、私の権幕にじたのか
駅夫日記 (新字新仮名) / 白柳秀湖(著)
塹壕の外に故意わざと足を投出したり、手を突出したりして受けた負傷と、銃身を構えて前進しながら受けた傷とは三歳児みつごでも区別出来ることを汝等は知らんのか。
戦場 (新字新仮名) / 夢野久作(著)
法諱おんなを聞けば其頃の三歳児みつごも合掌礼拝すべきほど世に知られたる宇陀の朗圓上人とて、早くより身延の山に螢雪の苦学を積まれ、中ごろ六十余州に雲水の修行をかさね
五重塔 (新字旧仮名) / 幸田露伴(著)