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三歳児
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みつご
ふりがな文庫
“
三歳児
(
みつご
)” の例文
旧字:
三歳兒
足立さんはそれから静かに理を分けてまるで
三歳児
(
みつご
)
に言い聞かすように談すと野郎もさすがに理に落ちたのか、私の権幕に
怖
(
お
)
じたのか
駅夫日記
(新字新仮名)
/
白柳秀湖
(著)
塹壕の外に
故意
(
わざ
)
と足を投出したり、手を突出したりして受けた負傷と、銃身を構えて前進しながら受けた傷とは
三歳児
(
みつご
)
でも区別出来ることを汝等は知らんのか。
戦場
(新字新仮名)
/
夢野久作
(著)
法諱
(
おんな
)
を聞けば其頃の
三歳児
(
みつご
)
も合掌礼拝すべきほど世に知られたる宇陀の朗圓上人とて、早くより身延の山に螢雪の苦学を積まれ、中ごろ六十余州に雲水の修行をかさね
五重塔
(新字旧仮名)
/
幸田露伴
(著)
気分すぐれて良き時は
三歳児
(
みつご
)
のやうに父母の
膝
(
ひざ
)
に
眠
(
ねぶ
)
るか、白紙を切つて姉様の
製造
(
おつくり
)
に余念なく、物を問へばにこにこと
打笑
(
うちゑ
)
みて唯はいはいと意味もなき返事をする
温順
(
をとな
)
しさも
うつせみ
(新字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
拭
(
ふ
)
きもしない。「早くお拭きなね」と母親は
叱
(
しか
)
ッた。「膝の上へ茶を
滴
(
こぼ
)
して、ぽかんと見てえる奴が有るもんか。
三歳児
(
みつご
)
じゃア有るまいし、意久地の無いにも
方図
(
ほうず
)
が有ッたもンだ」
浮雲
(新字新仮名)
/
二葉亭四迷
(著)
▼ もっと見る
これが
尋常
(
じんじょう
)
の者なら、
悩乱悶絶
(
のうらんもんぜつ
)
はむろんのこと、地に着かぬうちに死んでいるべきだが、
山気
(
さんき
)
をうけた一種の
奇童
(
きどう
)
、
三歳児
(
みつご
)
のときから
果心居士
(
かしんこじ
)
にそだてられて、初歩の
幻術
(
げんじゅつ
)
や
浮体
(
ふたい
)
の
秘法
(
ひほう
)
ぐらいは
神州天馬侠
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
法諱
(
おんな
)
を聞けばそのころの
三歳児
(
みつご
)
も合掌礼拝すべきほど世に知られたる
宇陀
(
うだ
)
の
朗円上人
(
ろうえんしょうにん
)
とて、早くより
身延
(
みのぶ
)
の山に
螢雪
(
けいせつ
)
の苦学を積まれ、中ごろ六十余州に雲水の修行をかさね
五重塔
(新字新仮名)
/
幸田露伴
(著)
三
常用漢字
小1
部首:⼀
3画
歳
常用漢字
中学
部首:⽌
13画
児
常用漢字
小4
部首:⼉
7画
“三歳”で始まる語句
三歳
三歳兒
三歳子