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添
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つ
ふりがな文庫
“
添
(
つ
)” の例文
あまり沢山いうて来たものですから、どうせ還してくれないにきまって居るとおもってその半額だけ手紙を
添
(
つ
)
けて
下僕
(
しもべ
)
に持たしてやりますと、大変怒ったそうです。
チベット旅行記
(新字新仮名)
/
河口慧海
(著)
これが正門ですがね、締切りだから壁へ
添
(
つ
)
いて廻るんですと云って、馬を
土堤
(
どて
)
のような高い所へ上げた。右は
煉瓦
(
れんが
)
の壁である。それがところどころ
崩
(
くず
)
れかかっている。
満韓ところどころ
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
宛然
(
さながら
)
金銀、水晶、
瑪瑙
(
めのう
)
を
砕
(
くだ
)
いたようであった。太吉は踏切番の
小舎
(
こや
)
の前まで来ると、この汽車道に
添
(
つ
)
いて行けば早く高田へ着くと考えた。小舎は野中にあった。
四辺
(
あたり
)
の林や、森は静かに眠っていた。
越後の冬
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
其赤い壁に
添
(
つ
)
けて、大きな
棕櫚
(
しゆろ
)
の木を五六本植ゑた所が大いに
好
(
い
)
い。左り手のずつと奥にある工科大学は封建時代の西洋の御城から割り出した様に見えた。真っ四角に出来上つてゐる。
三四郎
(新字旧仮名)
/
夏目漱石
(著)
添
常用漢字
中学
部首:⽔
11画
“添”を含む語句
添書
附添
添乳
差添
後添
川添
付添
心添
介添
連添
添臥
浦添
引添
河添
添上
相添
添遂
添寝
添状
口添
...