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浮々
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うき/\
ふりがな文庫
“
浮々
(
うき/\
)” の例文
私は斯んな他愛もないことを、急に
浮々
(
うき/\
)
と喋舌りながら、山荘を目ざして、辛うじて二人ならべるほどの近径から急坂を登つた。
タンタレスの春
(新字旧仮名)
/
牧野信一
(著)
用
(
もち
)
ひて
浮々
(
うき/\
)
とせし
樣子
(
やうす
)
に
扨
(
さて
)
は
眞
(
まこと
)
に
悔悟
(
くわいご
)
して
其心
(
そのこゝろ
)
にもなりぬるかと
落附
(
おちつ
)
くは
運平
(
うんぺい
)
のみならず
内外
(
うちと
)
のものも
同
(
おな
)
じこと
少
(
すこ
)
し
枕
(
まくら
)
を
別れ霜
(旧字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
しかし
浮々
(
うき/\
)
もしてゐなかつた、何故ならあなたは殆んど希望を持たず、何一つ現實には樂しみがなかつたから。
ジエィン・エア:02 ジエィン・エア
(旧字旧仮名)
/
シャーロット・ブロンテ
(著)
壓
(
お
)
し付けられ、
沈
(
しづ
)
みきツた
反動
(
はんどう
)
で、恰で鳥の
柔毛
(
にこげ
)
が風に飛ぶやうに氣が
浮々
(
うき/\
)
する。
喚
(
さけび
)
出
(
だ
)
したくなる。
平民の娘
(旧字旧仮名)
/
三島霜川
(著)
励まされて花里は顔をあげましたが、胸につかえて居ることがあるんで
浮々
(
うき/\
)
は出来ません、
両人
(
ふたり
)
とも無言で、ジッと顔
見合
(
みあわ
)
しておりますと、廊下にバタ/\と草履の音がいたした。
根岸お行の松 因果塚の由来
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
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何故さう
浮々
(
うき/\
)
してゐるのだか僕にはよく分らない。
ジエィン・エア:02 ジエィン・エア
(旧字旧仮名)
/
シャーロット・ブロンテ
(著)
浮
常用漢字
中学
部首:⽔
10画
々
3画
“浮”で始まる語句
浮
浮世
浮標
浮雲
浮彫
浮気
浮木
浮腫
浮上
浮子