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浪頭
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なみがしら
ふりがな文庫
“
浪頭
(
なみがしら
)” の例文
乙
(
おつ
)
は、もはや、
気
(
き
)
が
気
(
き
)
ではありませんでした。そのうちに、
怖
(
おそ
)
ろしい
夜
(
よ
)
は
明
(
あ
)
け
放
(
はな
)
れました。
見渡
(
みわた
)
すかぎり、
大空
(
おおぞら
)
は、ものすごく、
大
(
おお
)
きな
浪頭
(
なみがしら
)
はうねりうねっています。
幽霊船
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
と
浪頭
(
なみがしら
)
のように巻き返した大勢は、その時どッと横合から槍、大刀を
閃
(
ひら
)
めかして来たのを、浪人は玄蕃の一刀を後ろへ
摺
(
す
)
り
抜
(
ぬ
)
け、持ったる鉄扇に力をこめて、ピシリッと馬の尻を
擲
(
う
)
ったので
剣難女難
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
よじれて来る
浪頭
(
なみがしら
)
を一すくい掌に
掬
(
すく
)
い取って口にふくみ顔を撫でて新らしい三尺手拭でふいた彼は、眼の前の春の海原のなかに木屋町の白けたきぬぎぬを思い出した。あけ方の廊下は冷たかった。
百喩経
(新字新仮名)
/
岡本かの子
(著)
小
(
ち
)
さい
浪頭
(
なみがしら
)
がさつと立ち
晶子詩篇全集
(新字旧仮名)
/
与謝野晶子
(著)
浪頭
(
なみがしら
)
、
蠱
(
まじ
)
の羽とぞ飜る。
有明集
(旧字旧仮名)
/
蒲原有明
(著)
浪
常用漢字
中学
部首:⽔
10画
頭
常用漢字
小2
部首:⾴
16画
“浪”で始まる語句
浪
浪花節
浪華
浪漫的
浪花
浪速
浪打際
浪漫
浪人
浪費