“なみがしら”のいろいろな漢字の書き方と例文
カタカナ:ナミガシラ
語句割合
波頭76.0%
浪頭20.0%
濤頭4.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
『吉野』や『千種』はどうしたかしら? と思って、右舷うげんの方を見ると、白い波頭なみがしらがはてしもなくつづいて、さがす『吉野』らの影もない。
昭和遊撃隊 (新字新仮名) / 平田晋策(著)
浪頭なみがしらのように巻き返した大勢は、その時どッと横合から槍、大刀をひらめかして来たのを、浪人は玄蕃の一刀を後ろへけ、持ったる鉄扇に力をこめて、ピシリッと馬の尻をったので
剣難女難 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
雲間からヌッと顔を出した弦月げんげつの光に、高く盛りあがった濤頭なみがしらが、夜目にも白々と映った。
空襲葬送曲 (新字新仮名) / 海野十三(著)