“ナミガシラ”の漢字の書き方と例文
ひらがな:なみがしら
語句割合
波頭100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
見渡せば、見渡す限りのなだらかな起伏は、唯ひたすらに麦の青に掩はれて、風の吹き渡る度毎に、麦の靡きが銀色の波頭ナミガシラを振り立て乍ら緩慢な傾斜をひろびろと登つて行くのだ。
竹藪の家 (新字旧仮名) / 坂口安吾(著)