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河底
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かてい
ふりがな文庫
“
河底
(
かてい
)” の例文
金が、何尺か
河底
(
かてい
)
の沼土を離れたと思うと、再び、体のほうが、金の力に持ってゆかれて、ぶくぶくと底へ引き込まれる。
魚紋
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
こんな時こそ三十六計の奥の手を出して一散に駆け出し、危うく吾妻川の
河底
(
かてい
)
へ生埋めになる急場を辛くも通り過ぎ、四人相顧みて
工夫
(
こうふ
)
の猛悪なるに驚ろく。
本州横断 痛快徒歩旅行
(新字新仮名)
/
押川春浪
、
井沢衣水
(著)
大同ダムで
堰
(
せ
)
き止められて、本来の懸崖の三分の一以上、二百
仞
(
じん
)
も高く盛り
上
(
あが
)
ったその
水際
(
みずぎわ
)
には、すなわち現実における
魚
(
うお
)
は緑樹の
梢
(
こずえ
)
にのぼり
巉岩
(
ざんがん
)
は
河底
(
かてい
)
の暗処に没して
幽明
(
ゆうめい
)
さらに分ちがたい。
木曾川
(新字新仮名)
/
北原白秋
(著)
思
(
おも
)
はず手が
滑
(
すべ
)
つて石は
水煙
(
みづけむり
)
を
立
(
た
)
て
河底
(
かてい
)
に
沈
(
しづ
)
んで
了
(
しま
)
つた。
石清虚
(旧字旧仮名)
/
国木田独歩
(著)
それは明るいしずかな画趣である。
河底
(
かてい
)
の砂にうもれた「
木
(
こ
)
はし」をあさるのだそうな。「木はし」は流木の
髄
(
ずい
)
であると聞いた。洪水に
押流
(
おしなが
)
されてきた樹木の磨き尽くし洗い尽くされた
末
(
すえ
)
の髄である。
木曾川
(新字新仮名)
/
北原白秋
(著)
“河底”の意味
《名詞》
かわのそこ。
(出典:Wiktionary)
“河底(海底(麻雀))”の解説
海底(ハイテイ)とは、麻雀において、局の最後に行われる摸打のことをいう。海底におけるツモ牌を海底牌(ハイテイはい)といい、海底における打牌を河底牌(ホウテイはい)という。なお、海底という語は、局の最後を指す語であると同時に、海底摸月と河底撈魚の略称・通称でもある。これら役としての海底についても本項で解説する。
(出典:Wikipedia)
河
常用漢字
小5
部首:⽔
8画
底
常用漢字
小4
部首:⼴
8画
“河”で始まる語句
河岸
河
河童
河内
河豚
河原
河鹿
河馬
河水
河獺