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沐浴
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ゆあみ
ふりがな文庫
“
沐浴
(
ゆあみ
)” の例文
最近のフランス映画でも「
沐浴
(
ゆあみ
)
」の如きは、陸軍将校の私生活を極度にだらしなく描いて、
仏蘭西
(
フランス
)
軍隊はさんざんのやうに見えるが
日本映画の水準について
(新字旧仮名)
/
岸田国士
(著)
朝の内に
月代
(
さかやき
)
、
沐浴
(
ゆあみ
)
なんかして、家を出たのは
正午
(
ひる
)
過
(
すぎ
)
だったけれども、
何時
(
いつ
)
頃薬師堂へ参詣して、
何処
(
どこ
)
を歩いたのか、どうして寝たのか。
薬草取
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
即座に
沐浴
(
ゆあみ
)
梳
(
くしけず
)
り、化粧を凝らし、服装を整えて、丹之丞の前へ
伴
(
つ
)
れて来させました。
銭形平次捕物控:035 傀儡名臣
(新字新仮名)
/
野村胡堂
(著)
この薬泉に
沐浴
(
ゆあみ
)
して、
薤葉
(
かいよう
)
の葉を噛み、
芸香
(
うんこう
)
の根を啜り、或いは、
柏子
(
はくし
)
の茶、松花の
菜
(
さい
)
など喰べると、重き者も血色をよび返し、軽き者は、即座に爽快となって、
歓語
(
かんご
)
、谷に満ちた。
三国志:10 出師の巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
あのこよなく美しい薔薇いろの
罌粟
(
けし
)
が
神授
(
めぐみ
)
の朝露で
沐浴
(
ゆあみ
)
ををへて鮮やかに燃えながら、きちんと行儀よく枝葉をそろへて、今し昇つたばかりの日輪に向つて美装を誇つてゐる時のやうに
ディカーニカ近郷夜話 前篇:04 イワン・クパーラの前夜
(新字旧仮名)
/
ニコライ・ゴーゴリ
(著)
▼ もっと見る
そこには一糸を
纏
(
まと
)
わぬ裸体の美人や、若い男たちが多数入り乱れて
沐浴
(
ゆあみ
)
をしていた。三枚目はどこを書いたものかはわからなかったが、独逸語で細かく地名を指示している一風変った地図であった。
ウニデス潮流の彼方
(新字新仮名)
/
橘外男
(著)
つもっても知れる……世界を流れ渡る、この
遍路芸人
(
ジプシイ
)
も、楽屋風呂はどうしても
可厭
(
いや
)
だと云って、折たたみの風呂を持参で、奈落で、
沐浴
(
ゆあみ
)
をするんだそうだっけ。
ピストルの使い方:――(前題――楊弓)
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
即座に
沐浴
(
ゆあみ
)
梳
(
くしけづ
)
り、化粧を凝らし、服裝を整へて、丹之丞の前へ伴れてこさせました。
銭形平次捕物控:035 傀儡名臣
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
滅泉
(
めっせん
)
といい、これはその色あくまで青く、泉流は温かでまるで湯のようだ。またもしこれに浸って
沐浴
(
ゆあみ
)
すれば、皮肉はたちまち崩れて死んでしまい、後に底をのぞけば白骨があるだけのものだ
三国志:10 出師の巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
ただその
上下
(
うえした
)
を
装束
(
そうぞ
)
くにも、支度の夜は
丑満
(
うしみつ
)
頃より、
女紅場
(
じょこうば
)
に顔を揃えて一人々々
沐浴
(
ゆあみ
)
をするが、雪の
膚
(
はだえ
)
も、
白脛
(
しろはぎ
)
も、その湯は一人ずつ
紅
(
べに
)
を流し、
白粉
(
おしろい
)
を
汲替
(
くみか
)
える。
南地心中
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
“沐浴”の解説
沐浴(もくよく、ablution)は、からだを水で洗い潔めること。宗教的な儀式を指すことが多い。乳児の体を洗うことも含まれる。ここでは、宗教的な儀式について主に説明する。
風呂に入る行為全般に関しては「入浴」を参照。
(出典:Wikipedia)
沐
漢検1級
部首:⽔
7画
浴
常用漢字
小4
部首:⽔
10画
“沐浴”で始まる語句
沐浴斎戒
沐浴齋戒